4月 1st, 2009 by admin
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四国初の女性杜氏! いくこさん が届けてくれる「 蔵便り 」です
酒蔵の様子や、毎日の奮闘ぶりが伝わってきます
レポートしてくれる彼女は
日本酒が大好きで、お酒造りに直接かかわりたいと
志願して蔵に入った、がんばり屋さん
トレードマークのバンダナをキリリとしめ、配達にもやってきます
酒造りへの情熱は人一倍で、「夏子の酒」の夏子以上かも・・・
Ikuko Udaka
←Komachi (愛媛)より
自己紹介酒匠研究会認定・きき酒師です
出身地:香川県綾歌郡国分寺町
AB型・うお座
好きなたべもの:チョコレート・めかぶ・うめぼし
好きなどうぶつ:
好きなことば:臨機応変 |

” いくこさん ” が本になりました(08/04/09) |
当ブログは四国初の女性杜氏 「いくこさん」 が日々の ”酒蔵での出来事” や、普段なかなか目にすることのできない ”酒造り” の様子を、当社宛てにメールで知らせてくれたものをまとめたものです。2000年11月~2009年3月の間、酒造りに奮闘努力した 「いくこさんの記録」 です。
残念ながら、勤めていた酒造会社が諸般の事情により廃業したため 「いくこの蔵便り」 も終わりとなってしまいましたが、いつの日かまた酒造りの現場に復帰した際には 「続・いくこの蔵便り」 としてアップできれば・・・・と、思っています。
なお当サイトは、いくこさんの了解を得たうえ管理人の責任において公開しています。誠に勝手ながらコメントやご質問等は、お受けしていません。 ご了承下さい。 (e-酒屋@四国 / http://www.tany-net.com )
3月 10th, 2009 by admin
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2009/03/10
今回はつらいご報告です。
この度長年の経営悪化にともない篠永酒造の廃業が決定しました。
にごり酒を昨年の12月に仕込んだあと、今後の仕込みはできない状態だと篠永社長から聞きました。
それからの2ヶ月、蔵元といろいろな方の力によって経営を建て直すための動きがありました。
しかし2月11日蔵元の話し合いの結果
2月末で篠永酒造から清酒販売(課税)の終了と平成20酒造年度の酒造りの終了が決定しました。
それにともない、私も2月末に解雇となりました。
あっという間の展開で未だに気持ちの整理ができておりません。
決定から2週間、私にできたのは蔵の掃除とお得意様へのご挨拶まわりでした。
タンクを洗いながら、お得意様をまわる車中でも涙がとまりませんでした。
自分の力不足にも ”くやしい ” の一言です。
この業界に入って、いろんな蔵元や蔵人さんとお話してきました。
そして日本酒という文化を「 続ける 」 ことの難しさを教わりました。
その 「 続ける 」 というプレッシャーに立ち向かう蔵元さんに感銘をうけ
その力となる杜氏に私はなりたかった。
明治19年創業 篠永酒造「 森の翠 」 はこの2月で幕をひきました。
「続ける」のは蔵元と杜氏ですが
支えてくれたのは紛れもなく「 森の翠 」 を愛して飲んでくれたお客さんだと思います。
私自身、佐藤杜氏のあと酒造りが大変なときに支えてくれたのは飲む人たちの顔でした。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
長年のご愛顧、本当にありがとうございました。
3月に入りまだ気持ちの切り替えはしばらく無理ですが
佐藤杜氏が教えてくれた酒造りをチャンスがあれば…と少しずつ思えるようになってきています。
その時はがんばりますので応援のほどよろしくお願いします。
平成21年3月10日
宇高育子
11月 5th, 2008 by admin
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2008/11/05
すっかり秋が深まってきました。そろそろ熱燗のおいしい季節ですね。
といっても母乳育児の私は今、禁酒中・・・・最近の口ぐせは「二日酔いになりたい!」です。
今は産休中で、自宅で我が家の新メンバー「 妙 」を子育て中です。
プクプクに太ってきて、今も隣りでおいしそうな太ももをあらわにして
いびきをかきつつ寝ています。(それもM字開脚か?)
10月には早速、散歩がてら(うちから徒歩10分)妙は酒蔵デビューしてきましたー。
蔵では篠永酒造の大奥さんに抱っこしてもらうとご機嫌のようです。
そろそろ妙がお昼寝中はぼちぼち製造計画をつめていってます。
今年はお米の問題が多いですね。
おいしいお酒ができるよう妥協せず寝る間を惜しんで造っているその気持ちを裏切られたような。
胃の痛くなるような思いで、テレビで九州の酒蔵さんがしゃべってるのを見ていました。
さてその妙ちゃんなんですが、お腹にいるあいだにとってもいいものを
梅乃宿酒造の佐伯さんからいただいてました。なんと日本三大酒神神社の”安産お守り”!
左上…松尾神社(京都)
右上…梅宮大社(京都)
右下…三輪神社(奈良)←去年の「続・奈良編」に載ってます。
これをいただいた瞬間、あまりにも感動してうなっちゃいました。
この3つが揃うとは…それもお酒の神様の安産お守り…貴重すぎ!
おかげさまで、本格的な陣痛がはじまって4時間で出産しました。
産後も速攻の回復。(入院中の他のママさんから歩くスピード速すぎとの指摘あり)
感謝、佐伯さん。この造りも頑張りましょう~!!
ちなみに
左下・・・ 一宮神社です。これは私の実家の香川の神社です。
戌の絵がとってもラブリー、両親がくれました。

9月 14th, 2008 by admin
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2008/09/14
衝撃!という題名のメールがいくこさんから・・・↓
<9月3日>
” 出産までカウントダウンの今になって、病院でいつもと違う先生に女の子だと言われました!
準備していたものが~(*_*)本当にこういうことってあるんですね ”
メールを受け取った方も、エッ! エェ~!
それから一週間、もう、そろそろかなぁと話をしていると・・・↓
<9月11日>
” 昨日、9月10日13時26分に2670gの女の子(やっぱり)を産みました。
陣痛痛かったです。青竹割りそうでした! 性別間違えた先生がとりあげてくれました。
産んだあとすぐ分娩台の私に
「僕間違えたんだってね、産婦人科部長にしかられたよ」と謝られ?ました。
名前はまだ決まりそうにありません。しばらくは宇高もろみちゃんで・・・・(仮名)”

その後・・・・9月26日
= ご報告(メール)=
“やっと赤ちゃんの名前が決まり市役所に出生届を済ませました。
「 宇高 妙(たえ)」です。 残念ながら御好評の 「 もろみちゃん 」 は却下となりました。
妙=すばらしい、という意味があるそうです。 そういう人生を送ってほしくて名付けました。
この何日かでめきめきと太ってきてておいしそうな二重アゴらしきものが・・・”
8月 13th, 2008 by admin
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2008/08/13
残暑お見舞い申し上げます。本当にお久しぶりです。
今回はもうそろそろいいかなぁということでカミングアウトからはじめる蔵便り・・・
今年の夏場はほとんど研修や営業にも出れず、家でいます。
それはなに(なぜ)かとたずねたらベンベン♪♪ わたくしオメデタです!
証拠写真はこれ ↓
朝青龍のようなどっしり感、ただいま9か月目。
9月上旬出産予定です。
ということは19BYの酒造り、実は妊娠中でした。
おなかの子は私と一緒に酒造りをしてしまいました!
ホント私につきあってよくがんばってくれましたよー。
ありがとう。
ちまたでは男の子なら「蔵人(クロード)←マンガの影響」
女の子なら「モロミちゃん」などと
勝手に名付けされてしまってますが・・・
次の酒造りはどうするのか?と疑問に思われるでしょう。
今のところ母子ともに順調ならばですが・・・
9月に産んで年内に1本「にごり酒」を仕込んで、年明け
あたりからぼちぼち酒造りには復活する予定です。
両親を含めいろんな方々の力をかりてです。
また杜氏室の横にある3畳の仮眠室を、ただいま
子育てルームにリフォーム中です。
相変わらず私は欲張りだなぁと思います。まわりの協力してくれる方々に感謝です。
好きな仕事と子育てができるなんて幸せだし、あらためてがんばろうと思います。
皆様今後ともよろしくお願いします!
大きなお腹をかかえて、8月5日は「呑みきり」をむかえました。
高松国税局の鑑定官室長の野本先生と、財務技官の米澤先生が来られました。
今年の仕込みは14本でした。そのうちタンク貯蔵は5品目あります。(あとは冷蔵庫で瓶貯蔵です)
白墨で書いてる数字が
タンクナンバーです。
特に「森の翠」のタンク貯蔵は常温ですので
「呑みきり」はその熟度を知るためには
とても重要です。

← こういうきき酒表でチェックしてもらいます。
今年のような硬い米が多かった年は熟成が遅いかと
思っていましたが、呑みきりをして味を確認をしてみると
意外に進んでいました。やはり冷房蔵でないので気温の
影響の方が主なようです。
鑑定官の先生に
「同品目の酒ならどのタンクから使っていくのか」
「商品にする前の濾過方法の注意点」などを、ご指導
いただきました。
同品目の酒でもタンクによって全然、熟成速度が
違うんですよねー。あと愛媛酵母で仕込んだ酒は
熟成が早くて協会9号系はゆっくり熟成というような
イメージがありますが年によっては逆の時もあります。
(うちだけかもしれませんが)
ついついそういう定説みたいなことにふりまわされ気味なのですが
頭で考えるより、きき酒が一番説得力ありなのかも。
篠永酒造の濾過のエキスパートのおいちゃんへ、先生に指摘されたことを報告&今後の注意などを
確認して「呑みきり」は終了~。 今年の造りの反省点がわかって「やれやれ~」と思う反面
次の仕込みのビジョンが、ちらちらと浮かんでくるのが「呑みきり」です。
毎年、篠永酒造の製造計画は10月ごろからはじめます。
今年は出産・子育てという新しい経験が込みなのですでに自宅で悶々(?)
いえいえ着々と計画を練ってます。がんばります!
4月 4th, 2008 by admin
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2008/04/04
昼は暖かく夜はひんやり、桜の季節ですね。
3月末には蔵でカエルを見つけました!動きがかなり鈍くてまた埋めてあげたくなりましたが
この季節は鑑評会の出品酒の締め切りの時期でもあります。
前回のしずく媛の大吟醸を南部杜氏自醸酒鑑評会と全国新酒鑑評会に出品しました。
入賞酒の発表の後にどちらの会もきちんと酒質の評価を書面で蔵へ返送してきます。
あのお米のお酒が鑑評会ではどんな位置付けされるのかドキドキです。
そうそう、しずく媛の大吟醸は芯のある大和撫子風に仕上がりました♪
写真は南部杜氏自醸酒鑑評会用に瓶詰めしたお酒です。岩手県にいってらっしゃい~(^O^)/

3月 29th, 2008 by admin
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2008/03/29
四国でただひとりの女性杜氏育子の夢と挫折と愛の青春記
女人禁制だった酒造りの世界に飛び込み
自らの名を冠した大吟醸酒を造り上げた女性杜氏の奮闘を描く
・・・・本の帯には、こんな風に書かれています
とうとう、いくこさんが本に! なってしまいました
「夢」と「挫折」と「愛」がキーワード
あなたは、どのキーワードに魅かれますか?
2008年4月15日 初版発行 文芸社 1,100円+税

3月 1st, 2008 by admin
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2008/03/01
あっというまに3月です。
このあたりも先日、春一番が吹き荒れて蔵のあらゆるもの(?)が飛んでました。
土蔵はすき間風がすごい!おっこんなとこから風が・・・というカンジです。
今回は初めての米に挑戦!のご報告です。
その名は 「しずく媛 」。 かわいいのでけっこうお気に入りの名前です。
愛媛県が数年前から開発してきた松山三井の大粒米です。
今年はこのしずく媛の精米歩合40%を使った大吟醸にチャレンジです。(いきなり無謀という声も)
米洗いがけっこう苦労しました。蒸し米が硬めだったかな。
写真はしずく媛の麹です。
感触はパラパラに仕上がりました。
ただいまモロミの中盤です。
理想としては穏やかなかおりで
優しい味に仕上がってほしいのですが
・・・大和撫子風といいましょうか。
でも、すごい男前に仕上がったりして?
1月 27th, 2008 by admin
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2008/01/27
寒いですねー。
先日、愛媛も久しぶりに雪が積もりました。
酒母場から見える雪景色です。
今年の一月は寒波が次々とやってきて
山廃仕込みは順調です!
蔵にいる乳酸菌ちゃんが、どんどん酒母タンクに入りこんで増えていってます。
酒母場は乳酸菌の独特のかおりで満たされてます。(なんともいえないビミョ~なかおりですが・・・)
毎年ながら目に見えない微生物たちに
感心しております。

今は酒母を次々何本も仕込む時期です。
酒母タンクから1本ずつから
「温めて~」とか「混ぜて~」とか
言ってきてるような妄想が。
世話係の私は酒母の奴隷となってます。
1月 1st, 2008 by admin
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2008/01/01
あけましておめでとうございます!携帯からの蔵便りです。
ただ今2008年1月1日am6:46です。
篠永酒造のような小さな蔵は他の人にはなるべく休みを
とってもらうために年末年始は仕込みの予定をいれてません。 が、杜氏は別です。
酒母のお世話を毎朝6時からさせていただいてます。
酒母タンクの酵母にしたら
「ショーガツ?なにそれ。 それより早く温めたり冷ましたり
まぜたりしてぇな。 酵母の数、増えへんで!」
と、言ってるような・・・
ひとりで空想したりして。 うう、暗い・・・
でも(?)寒波がやってきてるので
(愛媛県では酒造りにちょうどいい気温)
作業しやすくていい‘初仕事’です。
さらに蔵の酒母室には神棚があって篠永の蔵元が暮に、ちゃんと正月バージョンにしてくれてます。
ちょっとテンション↑
手をあわせてうまく酒造りできますようにっ!と、神頼みしつつ今年も精一杯力を尽くしてがんばります。
いつも読んでくださってる皆様、本年もよろしくお願いします!