呑切り(のみきり)
2001/8/25

残暑お見舞い申し上げます
8月7日10時から篠永酒造では、恒例の「呑切り」がありました。

呑切りとは、毎年夏になると蔵に貯蔵中の新酒の状態を国税局の先生、杜氏らが
きき酒でチェックする行事です。(地方によっていろいろ形態があるようですが)

呑・・・・・樽やタンク中の液体を注ぎ出すための穴、栓、道具。
切る・・・・開ける(封印を”切る”とかって言うのと同じだと思います)
*特に新酒を初めて呑切りするのを「初呑切り」といいます

この日には、佐藤杜氏も岩手県からやってきました。
(そういえば久々に会ったおやっさん、夏場の農作業で焼けてたなぁ)
うちの蔵の場合、吟醸はビン貯蔵なのでそのままチェックしますが
その他の普通酒などはタンクから小瓶に出して状態をみます。

小瓶の下にかいてある数字はタンク番号です

ポイントとなるのが・・・

白濁していないか?
酒質はどうか?
熟成度はどのくらい進んでるか?etc

その辺を考慮して、国税局の先生にご指導いただきます(いろいろと)
特に酒に、白い濁りがみつかると、もう大変!
すぐ火入れという殺菌処理をして濾過しなければいけません。
この濁りの原因が「火落ち菌」といってアルコールが大好きな、飲んべえ細菌です。
アルコール度を下げ、味をすっぱくさせたり、いいことなしの細菌です。

で、篠永酒造の今年の「呑切り」の結果は・・・
火落ち菌にも汚染されずひと安心。
先生には「個性がハッキリしていてよい」と評価をいただきました。
熟成度は
純米大吟醸・松山三井50%が今から味がのっていい頃のようです。
決して華やかな香りではないのだけれど、麹のほの甘い香りのするお酒です。
谷井さんのお店にもおいてあるのも新酒なので是非お試しを・・・
ちなみに山田錦の新酒は、まだ若くこれからが楽しみです。

最後におまけで・・・・やっぱり専務はカットですかねぇ

「呑切り」当日に、きき酒しながら見える景色 / 夏バテ気味の篠永専務