| 第6回蔵女性サミット名古屋 |
| 2004/07/03 ながーい「蔵便り」になってしまいましたが・・・ 今年の梅雨は晴れの日が多くて日焼けする毎日 30歳すぎると紫外線は強敵です。 前回、私の結婚式なんぞの写真を載せていただき恥ずかしいやらうれしいやら・・・ それも写りのよさそうなのを選んでくれてるし・・・ああ、よかった、お見せできないのもあるのです。 式後の親戚との写真撮影で写真屋さんに 「新婦さん口閉じてください」 と注意されるし 三々九度のお酒は飲み干すし・・・ いろんな場所で 「おめでとう!」 と祝福していただけるので 「うっ! なぜそれを?」と思って よくよく聞いてみると、このページを見たとのこと・・・ 谷井さんのHP効果はすごいなーと思いつつ、本当いろんな方からお祝いの言葉をいただけて なんて幸せものなんだろうと感じ入っております。 その式の一週間後の6月5〜6日、名古屋市で開催された「第6回蔵女性サミット」に参加してきました。 (これでいいのか新婚?) 参加酒蔵数30蔵、場所は名古屋市役所近くの 「ウィルあいち」 今年はいつもの方針を変えて、名古屋近辺のお客さんを公募して、講演会&試飲会を行いました。 最終的には、250人のお客さんに集まっていただきました。 「低迷する日本酒業界の底辺で、女性たちが元気の火を燃やしていることを 少しでも知っていただきたいと思い今回のイベントを企画しました」 (幹事 天埜酒造 天埜さん) 6月5日(土)12:00 全国から私のような酒蔵の女性が集合、幹事さんの指導のもとミーティング、そして準備開始 15:30 開場
お客さんの中に以前篠永酒造へ蔵見学にこられたMさんと再会!ちょっとカンゲキ 16:00〜17:00 第一部・講演会
熊谷知恵子先生(元国税庁醸造試験所室長・大関酒造在籍、退職) 日本酒業界の女性としてパイオニア的存在 講演内容は日本酒造りの基礎について 先生、あまりにも講演内容に熱が入りすぎて 時間内で話しきれない事態発生! 17:30〜19:30 第二部・立食パーティー(試飲会)
乾杯はお酒に関するマンガをたくさん描かれている高瀬先生 会場には東北から四国までの30蔵が4つのテーブルに分かれました。 テーブルには各蔵が持ち寄った地元の珍味とともに自慢の日本酒を用意して お客さんに飲んでもらいました。 その珍味の盛り付け方を澤田酒造(愛知県)の澤田さんが考案したのですが、スバラシイ! しかし私のバカバカ!デジカメで撮ってない! 麹蓋(もう使ってない分)の上にバランの葉を3枚ぐらい敷き、そこに珍味を盛り付けました。 普通にお皿に盛るより趣がでていいカンジです。スミマセン、想像してくださいね。 私が持って行った珍味は四国中央市名物 「干えび(小さいえび)」! おとなりの灘菊酒造(兵庫県姫路)の川石さんは 「いかなご(小さい魚)のくぎ煮」 「やっぱり瀬戸内は小物で勝負よね〜」などと意気投合 一番印象深かったのは高沢酒造(長野県)高沢さんが持ってきた 「イナゴの佃煮」 初めて見ました!思ったより小さいんですねー。魚みたいなのだけどやっぱり足がありました。 その他、へしこ、金婚漬、地元産チーズなどなど、会場は珍味の香りでムンムン 結局自分たちは忙しくて食べれなかったのですが、次の日の反省会で「次回より自分達用も用意しよう!」 ということに決まりました。何を反省してるんでしょうか? 名古屋では「森の翠」は無名の酒なのですが、たくさんの方に飲んでいただき いろんな意見を言っていただき楽しかったです。 出品したのは以下の3種類です 森の翠 山廃仕込純米酒 無濾過生原酒 森の翠 え 森の翠 純米大吟醸 松山三井
あるお客さんは「森の翠の無濾過生原酒」 は赤味噌にあう、絶対!とか 愛媛県ではでてこない発見です。 香りのある「え」はやっぱり女性に人気がありました。 試飲会の最後はテーブルに残った日本酒すべてを 抽選でお客さんにおみやげでもって帰っていただきました。 本数がたくさんあったので半数の人が当たったのでは? 最後は一本締め 拍手とともになごやかな雰囲気で終わることができました。
その後、私たちはお客さんのお見送りをして会場の片付けを済まし21時ごろ宿泊部屋に入り、やっと一息・・・ 今年の同室も元気いっぱいバリバリの方たちでした。 ちょっと紹介させてもらいますね 月山酒造(山形県)取締役 鈴木和香子さん お二人のお子さんを育てながら家業、米造りに奮闘されてます。 本当はたいへんだろうけれど笑いとばしてしまうパワー!を感じました
高沢酒造(長野県)高沢賀代子さん(左)家業をつぐため酒造りをはじめて5年目だそうです 静かなものごしの中に芯のある感じがしました 長龍酒造(奈良県)広陵蔵製造部 浅井由理さん(右) 私と同じで社員で蔵で働く女性 「わかるわかる、それ!」っていう蔵内でのエピソードで 盛り上がりました
幹事さんは左から天埜酒造(愛知県)天埜聖子さん、幹子さん 吉田酒造(福井県)吉田由香里さん 同室の方達とお弁当を食べ そのあとは恒例の飲み会へGO! といっても別の宿泊部屋にみんなで集まり 持ち寄った日本酒を飲みつつ熱い夜はふけていくのでした。 6月6日(日)9:00〜 反省会 今回のイベントが事前に「蔵の女性達に会いに来てください」というキャッチフレーズで 中部地方の新聞に掲載されたのですが、一般の方から「女性」という部分で批判が寄せられたそうです。 私自身もこの業界に入って何度かそういう理不尽な差別を言葉でうけたことがあるので心が痛みました。 私達がそういう風に見られなくなるのには、まだまだ時間と努力が必要なようです。 ですが、新聞に掲載されたことで応募が殺到したそうで、あっという間に満員御礼! 当日一週間前には、お断りの電話ばかりだったそうで、うれしい悲鳴、本当心強くありがたいことです。 あらゆる面で気をつかわれただろう幹事さんには感謝の気持ちでいっぱいでした。
午後からは愛知県半田市内の天埜酒造さんへ蔵見学に連れて行ってもらいました。 車で名古屋から40分ぐらいのところなのですが、その前に 常滑市に寄ってくれました。 常滑は900年の焼き物の歴史があるところで急須が有名です。 古さを生かしたおしゃれな町でした。デートにオススメ! 古い木造の建物をのぞくと、そこがパン屋だったり 喫茶店だったり 「常滑屋」というギャラリーも兼ねたお店で お昼ごはんを食べました。重厚な常滑焼きにのった チラシ寿司、落花生の煮物、おすまし うーん満足 満腹になったところで、天埜酒造さんへお邪魔しました
![]()
銘柄は「初夢桜」です。これは店の入り口中は昔事務所だったのですが、今は奥に畳が敷いてあって お客さんがくつろげるスペースでした 蔵のなかでは柱が少し白っぽいのに気がつきました。(上) 訳を聞くと伊勢湾台風の時に海水が浸水してしまって その後、石灰をまいた跡がいまだに残っているそうです 麹室は1階にあって、床麹が主とのこと 吟醸クラスは瓶貯蔵してありました 天埜さんは義姉妹で、お姉さんが経営を、義理の妹さんが酒造りをされているそうです。 お二人とも雰囲気がにていて仲がいいので本当の姉妹みたいでした。 とてもかっこよくて、すてきな方々でした! 後から思うと、蔵でけっこう長い時間おしゃべりして(お茶を飲みつつお菓子を食べつつ) 帰った気がします。今回の蔵女性サミットでもたくさんの人と交流でき私自身気力を充電してきました。 来年は長野県で開催するそうです!(今年のようなイベント形式ではないのですが) 長野県は酒造りに携わっている女性が多い県だそうです。 お酒も華やかでおいしいしねー。イナゴの佃煮にまた会えるかも?楽しみです。 |