「 第94回南部杜氏夏季酒造講習会へ 」(岩手)
2005/09/12

新幹線やまびこ ぼんやりしている間に9月です
このごろ時間がたつのが早いような気がします
これも三十路の宿命なのでしょうか?ああいやだいやだ

第94回南部杜氏夏季酒造講習会へ行ってきました
私は初めての参加です。日程は7月26日〜29日でした
前日7月25日の朝 6:30 JR”伊予三島駅”出発!
JRに乗ると自動的に寝てしまう私は爆睡
寝ぼけたまま東京で乗り換えて新幹線「やまびこ」にて(また爆睡)
岩手県”新花巻駅”着 15:30


花巻駅 ”新花巻駅”から在来線の”花巻駅”まで「釜石線」で移動
1時間に1本(たまに2時間)で単線というローカル線でした
ホームには私一人
だれもいなので線路を眺めつつおばさん座りでぼーっとしてると
駅員さんの生声で「白線のー内側にお入りください」のアナウンスが…
あれれ見てたのね、私のことだわとずるずると白線の内側へ移動
そうこうしてると「はまなす号」がやってきたので乗り込んで
ガタンゴトンと”花巻駅”へ
景色もきれいでいい感じ、気分は「世界の車窓から」


宿泊は”花巻駅”前なのですぐチェックインしてさっそく周辺探索へゴー
徒歩10分ぐらいのところに「イトーヨーカドー」発見! 地元のスーパーは要チェックです
やっぱり魚がちがーう。刺身コーナーでホヤともどり鰹を発見!
四国ではこの時期にもどり鰹は食べれないので感動 (ホヤはもちろん一年中ない)
地酒ワンカップを買って晩酌のおともに…し・あ・わ・せ。 おや?私は岩手に何しにきたんでしょうか?

講習会看板 7月26日〜28日南部杜氏夏季酒造講習会

南部杜氏夏季酒造講習会について…
会場は石鳥谷と紫波の2ヶ所にて同時開催
どちらも 杜氏科・研究科・特科 の3科に分かれて講習を実施しています
私は石鳥谷会場の特科を受けました
初年は特科で講習を受け最終日の試験に合格すれば
次の年から研究科へ上がることができます

そうそう、場所の説明もしますね
石鳥谷は花巻駅からJRで盛岡方面へ約15分で行けます。毎日JRで通いました
石鳥谷駅のまわりには広い田んぼがいっぱい
石鳥谷駅 田んぼがいっぱい

南部杜氏資料館 会場となった石鳥谷町立中央公民館周辺には
南部杜氏協会や南部杜氏資料館なども併設しており
道の駅として観光客がおとずれるところでした

←この三人は酒蔵の後継ぎさんたちです
(蔵名と名前をきちんと調べてまたメールします)

売店は岩手名物がとても状態もよく品数も充実してました
私はここで岩手の地酒と石鳥谷味噌を購入
おすすめポイントです!


師匠佐藤静雄杜氏 26日は8:30から開始なので早めに受付をしに会場に入ると
キャー(歓喜)、受付に私の師匠佐藤静雄杜氏がっ!
うれしさいっぱい胸いっぱい!
そうです、そうなんです。
私はやっぱり佐藤杜氏の味を続けたくて
「南部杜氏」にこだわっているのです
このままでは「四国中央市杜氏」になってしまう
(それは困る、名前もイヤ)
佐藤杜氏は南部杜氏協会役員をされているので
講習会の裏方をされてました
参加人数が多いので大変忙しそうでした


私が受けた特科の時間割です。
       1-2時間目   3-4時間目   5-6時間目
7月26日  麹        製成・火入   製造計画
7月27日  酒母       モロミ      酒税法
7月28日  分析       原料処理    試験

特科は基本なので難しくはないのですが現場向けの話も多かったです
特に製造計画の授業
酒仙酒造の製造部長さんは
自蔵独自のやり方などを紹介してくれたり酒母の授業

宮城県産業技術総合センターの橋本先生は
宮城県下の蔵で実際行われているウラ技の話が多く
とても興味深かったです


最後に試験を受けました。講習さえ受けていれば簡単なのですが
なんせ試験というものを長いことしていないし(受験は15年前、げげっいつの間に!)
消しゴムは忘れるし緊張、でもできたと思います。現在結果待ち、来年は是非、研究科へ!

授業と関係ないお話をひとつ
教室の座席は自由で前から2列目の左側に座っていたのですが
岩手県の大迫支部(私は県外会員)の平野京子さんという、かわいい(失礼でしょうか?)おばちゃんが隣りでした
私を見るなり「あんたどこからきたの?」からはじまり、家で飼っている猫の話まで、とってもフレンドリー
4時間目と5時間目の間に昼食休みが1時間あり、半分ぐらいの人がお弁当やパンを持ってきていて
教室で食べるのですが、なんとそのおばちゃんは毎日、私の分もおにぎりをにぎって持ってきてくれました!
(初日も1個くれました)
「岩手のお米、食べて愛媛に帰れー」(岩手弁で読んでください)お手製のきゅうりのお漬物付き
それもおばちゃんおすすめの食べ方で1本バリバリまるかじり。う〜ん、おいしいっ!
包丁で切って食べるよりダイナミックにまるかじりの方がジューシーでおいしいんですね
前列に座ってらした級長さん(ベテラン南部杜氏さん)たちも度々話し掛けてくださって
帰るころには「岩手の人はやさしい」が私の心のひきだしにはいりました
残念ながらおばちゃんの写真がありません(「はずかし」と断られ)
でも、あのおにぎりの心のこもった味は忘れませんよ

高橋先生特別講演 7月29日 最終日
9:00〜10:30 修了式
南部杜氏資格選考試験に合格した8名が授与
日本醸造協会醸造技能者3名の表彰などなど

11:00〜12:00 特別講演
うわさによると毎回地元で講演の上手な方が選ばれているそうです
今回は元葛巻町立小屋瀬小学校長 高橋欣爾先生
綾小路きみまろに負けず劣らずの話術
それに加えてアコーディオンで懐かしソングの演奏
「誰れか故郷を思わざる」「ああ上野駅」「船頭舟歌」などなど

先生曰く、
友人達と歌を歌いながら飲んだ酒は格別においしく感じた、これは立派な日本の文化だそうです
そういえば飲んでカラオケは楽しい(カラオケって日本人が考えたんでしたっけ?)
最後まで笑いの連続の講演でした
12:30〜謝恩会
私は帰りの電車があったので30分ぐらいしか出られませんでした
南部杜氏自醸酒(鑑評会)のお酒が飲むことができました
佐藤杜氏が何人か有名な南部杜氏さんに私を紹介していただきました
いやー、もう緊張しまくりです!
その時、佐藤杜氏といろいろ話したのですがこの文章もたまに読んでるそうです
おやっさん、お元気ですかー?

こうして初めての南部杜氏夏季酒造講習会は終わりました
今まで私が行った中でも一番内容も濃く刺激をうける講習だったような気がします
県外(岩手以外)会員が年々増えているそうです。わかるわかる
私もなんでもっと早く行かなかったんだろうと、ちょっと後悔です
これから目指す道が少し開けたような南部杜氏夏季酒造講習会でした

最後に…花巻市といえば”宮沢賢治”!
私が泊まっている近くに夜にライトアップする宮沢賢治ワールドな道路(スゴイ!)がありました
夜8時ごろだったのですが、私以外にも写真を撮りに着ている来ている人が3組いました
時間をさいて記念館にも行ってきました。その多才ぶりにびっくり

ライトアップ宮沢賢治記念館

心のこりは花巻名物”わんこそば” やってみたかったなぁ
でもリズム感のない私があのテンポにはたしてついていけるのか…疑問!?