「 山田錦で大吟醸を仕込みます! 」
2006/02/13

皆様、お元気でされてるでしょうか?
私は足にしもやけをつくりつつ酒造りにはげんでおります。
蔵便り長い間書いてなくてスミマセン。
こんなことでは忘れられてしまいますね、反省です。

去年の秋ごろから新聞・TV関係から女性杜氏としてとりあげてくれることが増え
大変ありがたく受けさせていただいていました。こういうのって連鎖反応のようなんですね。
次々と取材の問合わせがあって酒造りが本格的になる1月に入ってからも途切れなくきました。
集中力が勝負のこの時期、お断りしてしまいました。
ああもったいないと思う反面、こんな二年目でとりあげられるのって腕もまだまだなのに
恥ずかしいなあと、ずっと思っていたので内心ホッとしました。
そうなんです、私みたいな、くそまじめ人間は自分のことを話すのがとても苦手で
ものすごくエネルギーが必要なんです。
もう少し軽く応対できればいいのですが、相手に失礼かなと思ってしまい真剣に考えるので
あとはぐったりです。(相手も・・・)
この清酒業界が低迷のときになにを贅沢なっ!と叱られるかもしれませんね。
私は酒造りの一歩をふみだしたかどうかもわからないペーペー杜氏
女性が珍しいのは事実ですが、ほかの男性は何年も地道に努力を積み重ねてきてるのを知っているので
どうもモヤモヤするんですねー。 うう〜ぅ ネガティブかしら私、 AB型だし

取材は本当にありがたくうれしいです。でも徐々にお願いしますね。(←本音のところ)


さて、今年の酒造りのお話です。
今年は温度差が激しく去年と違った苦労をしております。
今日(2月13日)は朝1℃、昼14℃という何じゃそれは!というような温度差。
昨日まで氷で冷やしていたモロミを、夜になると冷えすぎないようにタンクにマットをまき
次の日の昼にははずす、というような温度管理に気を抜けない毎日です。
12月は本当に寒かったのでその時に山廃仕込みをしたかった!
1月にはいって次々と仕込んだ山廃ちゃんはこの温度差にピンチ!!
暴走して手におえなくなった不良のようになってしまい更正させるのに涙なくして語れません。

今年もやっぱり佐藤静雄杜氏(今石川県の某有名蔵にいます)に必死にお助け電話しました (T_T)
今は、その山廃も更正に成功してモロミになって立派に復帰しています。立ち直ってくれてありがとうー。
(あいかわらずここまで書いていいのかしら蔵便り?)


それから「森の翠」の今年のニュースで私にとっては大事件
山田錦で一本大吟醸を仕込みます。
祝!初山田錦! 精米歩合は、な、なんと35%!
気合が入ってます。

麹、酒母とできる限りのことはやってみました。
麹を造る期間は蔵に泊まって面倒をみさせていただきました。
ただいまモロミの11日目


ここで今日までのモロミちゃんの変化をちょっとご紹介

2日目(留仕込みの次の日)まだ蒸し米が表面にもりあがってます


4日目 蒸米の間から酵母の泡が・・・これからよろしく頼むよっ!とお願いします


11日目 メロンパンではありません
高泡というモコモコッとした泡がいっぱい。酵母の増殖が盛んな時期です


今は、だんだんとどんなお酒ができるのか楽しみになってきています。
おいいしいのできるといいな。
飲んでくれる人たちの事を思い浮かべながらがんばって造りますね。