| 「 第96回南部杜氏夏季酒造講習 (岩手県) 」 |
| 2007/09/10 9月にはいって風が少し涼しくなってきました。 私のすんでる1階の窓からはすぐ田んぼなんですが、もう稲刈りが終わり朝からスズメがいっぱい。 うちのキジトラにゃんこ、その名も ”とらこ” がスズメを田んぼの藁の間から狙っております。 昔テレビでみた「野生の王国」なんかを思い出している今日この頃… なんで猫って鳥をみたら ”に、にゃっにゃっ! ” と鳴くんでしょう?鳥に猫がおるってばれるやん。 第96回南部杜氏夏季酒造講習に岩手県まで行ってきました。 もう私もこれで3回目となりました。今年は7月24日〜27日までの4日間。 初日の開会の挨拶に恩師 佐藤静雄杜氏が壇上に… 聞いてないよー、知ってたら(かぶりつきで)写真撮ったのにー と後で佐藤杜氏に聞くと「わしも挨拶するの知らなかった」とのこと。ああ残念。 毎年内容が濃いのですが、今年は特に岩手県工業技術センター中山先生の 酒造米「吟ぎんが」の授業が勉強になりました。 田植えから籾ができるまでの気候がいかに米の質を左右して酒造りに影響するかという内容です。 いつも酒造りが終わってから「今年の米はとけたねー」とかの情報が聞かれるのですが、 造り前にしっかりとその年の米の質を把握することはできません。 兵庫産山田錦などの有名銘柄米なら蔵によっては造り前に情報収集できるのでしょうが… 特に地元産の米などは造り前にはなかなか把握できません。 正直造ってみないとわからないのですけどねー、蔵の条件もいろいろだし。 でももしその年の気候によって判断できれば、ある程度参考にして慎重に造りができるんですよね。 いい勉強になりました。これを地元米にも照らし合わせてみたいと思います。
講習の間、昨年と同じく岩手県花巻市台温泉 「そめや旅館」で泊まりました。 同室は昨年も一緒に泊まった 兵庫県姫路市 「灘菊」の川石さんと 前回も登場した奈良県葛城市 「梅乃宿」の佐伯さんです。 昨年よりも若さパワーアップというカンジ… この時期の台温泉は,どの旅館にも講習を受けに 来ている全国の蔵の方たちがいらしていて 毎晩集まって「日本酒塾」状態。 皆、日本酒強い! 毎晩育子姉さんは日本酒の幻覚を見そうでした。 左から川石さん、佐伯さん、奈良県「長龍」浅井さん、私。3人とも私より若い…。 私、めちゃ笑ってますが顔色わるいですねー。目が死んでます。完全に体内に日本酒残ってますね、この時。 3日目の7月26日には、講習が終了したあと 川石さん、愛知県「白老」の杜氏・三浦さん、兵庫県姫路市「龍力」の蔵元・本田さんと一緒に 盛岡市まで行って全国でも有名な銘柄「あさ開」さんの蔵見学をさせていただきました。 見学コースがあって丁寧に案内していただきました。
なんと酒蔵の前の通りが朝のNHK連ドラ「どんと晴れ」のロケ地にもなったと聞いて ミーハー心に火がつきます。 意味もなくうろうろ…”加賀美屋”はどこ?夏美さんは? テレビで観て感じたとおり、流れている水がとてもきれいで 緑豊かな街並でした。 川石さんとは ”あのドラマで誰が一番岩手弁がうまいか? ” で、盛り上がりました。
その後、盛岡駅から歩いて約15分のにぎやかなところのある岩手県酒造協同組合運営「Jizake-Bar 蔵」へ行ってきました。 岩手県の日本酒のすべての銘柄が飲めるところです。 同じ様に愛媛県酒造協同組合も 松山市に「蔵元屋」という立ち飲みバーがあります。 「Jizake-Bar 蔵」 岩手県盛岡市大通1丁目6番13号 時遊空間10ビル1階 電話 019-654-1800 営業時間 17:30〜21:00 定休日 日、祝日 川石さんがこの日、兵庫県へ帰ってしまうということでちょっとさみしくおわかれのカンパーイ。 つまみは岩手県ならではの白金豚のベーコン、ソーセージ、ほろほろ鳥など…言葉にできないぐらい美味!! 最終日27日は午前中に終了式があり、その後謝恩会があります。 この講習の委員長をされて忙しい佐藤静雄杜氏とやっとお話しができる貴重な時間です。 酒造りのあれもこれも聞きたいことがいっぱい。おやっさんはいつも答えではなくヒントをたくさんくれます。 あとは自分で考えながらしないといけません。答えなんて言葉ではだせないんだと思います。 謝恩会ではたくさんの南部杜氏さんとお話しすることができます。 酒造りの細かい技術も大事ですがその心の保ち方みたいなものをいつも教えていただいてます。 謝恩会の後、佐伯さんとレンタカーでちょっと秋田県までぶらりと行ってきました。 高速で1時間ぐらい? 目的地は酒蔵がたくさんある湯沢市。見学させていただきました。 こちらも製造の方がとても細かく丁寧に案内していただきました。突然行ったにもかかわらずありがとうございました。
そして第二の目的 秋田県横手市の横手やきそばを食べに出発! 「元祖焼そば 神谷」 テレビや雑誌にでる有名なお店です。 お店にはいると カウンターの奥に大きな鉄板があって そこで焼いてくれます。
”横手やきそば ”とは… 材料のお肉はミンチ状で、あっさりとしたソース味。 黄身が半熟の目玉焼きがのってます。 これをつぶしてやきそばにまぜながら食べるんです。 あらためて半熟卵の魔力を思い知りました。 佐伯さんと無我夢中でガツガツたいらげ (ごめん佐伯さん) 秋田を後にしました。 この日は岩手最後の夜ということで宿でゆっくりしようかと 佐伯さんと地元のスーパーで、地のおさしみなどを買ってそめや旅館へ帰りました。 すると私たちが秋田県へ行ってる昼の間に、佐藤杜氏が今年つくった日本酒を そめや旅館まで届けてきてくださったみたいで…感動!早速、飲ませていただきました。
がっしりとした骨太の味わい。表示の数字には決してあらわれない、インパクトのある酒。 衝撃を感じます。この骨太さがだせない。 こういう日本酒を私もいつか造れるようになりたい… いつもそう思います。 そして篠永酒造で佐藤静雄杜氏に会えたことに感謝します。 岩手県最後の夜、”ほや”とおやっさんの酒で 心がほかほかと幸せだなぁと (前日までの二日酔いの苦しみを忘れ) また飲んでしまいました。 = おまけ = いわて花巻空港にて、観光地でこれがあると顔をいれずにいられない!私はどれでしょう?(左・写真) 秋田県のゆるきゃら発見!秋田わか杉国体のキャラクター「スギッチ」!秋田杉だそうです (右・写真) ![]() ![]() 岩手のこの研修に行きだして他の酒蔵と交流がかなり広がりました。 今週の土曜日は愛媛県立美術館で話しをしないといけません。 |