森の翠(篠永酒造)蔵訪問   2008.01.20

当地方には珍しく、ぼたん雪の降りしきる日曜日、いくこ杜氏の陣中見舞をかねて「森の翠」の蔵を訪問しました。

”登録有形文化財 ”に指定されている
ほど歴史のある古い蔵です。
仕事中のいくこさんでしたが
快く蔵の中を案内してくれました。

酒造りの季節に入ると、日曜・祝日や
夜昼も関係なく、何時間かおきに蔵へ
お酒の様子を見に来なければいけない大変な毎日です。
本当にお酒造りが好きでなければ
できない仕事ですね。

まさに極寒の仕事場です。寒くなければ仕事にならないそうですが・・・。
いくこさん、完全防備でがんばっていました!


吟醸酒や山廃の「もろみ」の発酵の様子を見せてもらいました。
お酒の酒類によって、もろみの匂いにもそれぞれの個性があるんですね。
山廃の「もろみ」 あまりいい匂いではないけれど、なぜか嫌いな匂いじゃないなぁ。

「発酵」のときの温度管理は重要で、気を抜けないそうです。
真ん中の写真のやかんのようなものは、「暖気樽(だきだる)」といって、気温が高く発酵が進みすぎる時には
氷を入れて冷やし、低すぎて発酵が遅れる時にはお湯を入れるなどして、温度調節をするのだそうです。
こんなに寒い日なんだけど、氷が入ってました。



初めて見るお酒造りの道具がズラリ。「これは、何に使うもの?」
右の写真は、34℃に保たれた「麹部屋」。外から中をちょっと覗かせてもらいました。



古い蔵には似つかわしくない? バイオな部屋もありました。右は、初めて見せてもらった「麹母」です。







屋根瓦に、雪が静かに降り積もっています。
風通しと温度管理のために、すべての窓は開け放されているんですよ。
寒さがしんしんと身にしみます。

こんなに厳しい仕事場で、
手塩にかけて子供を育てるように、ひとり頑張っているいくこさん。

今年のお酒はどんな味になるのでしょう。
とても楽しみです。

※ いくこさんの酒造りの様子は、こちら→ 【 いくこの蔵便り 】