高校野球夏の高校野球が各地で始まった。 わが愛媛県も野球の盛んな土地柄ゆえ、民間放送では一回戦から、その経過を伝える特番を組んでいる。 高校球児にとっては短くもあり、また長い夏の始まりである。 今から30年前、ちょうど高校3年の夏のこと。 甲子園の決勝戦で歴史に残る壮絶な試合が行なわれた。 それは青森代表・三沢高校VS愛媛代表・松山商業の延長18回引き分け。翌日再試合というもの。 全く無名だった三沢高は太田投手を中心に、無欲の戦いで、あれよあれよと言う間に決勝へ。 一方松山商は“夏将軍”の異名をもつほどの実力校で堅い守備で一戦一戦を確実にものにしていった。 下馬評では、圧倒的に松山商業が有利、青森代表が決勝まで進む事など誰も予想していなかった。 三沢高・太田投手の人気は勝ち進むにつれ、うなぎ上りで昨年夏の松坂投手に勝るとも劣らないほどだった。 甲子園アイドル≠ニか甲子園ギャル≠ニいった言葉が使われ始めたのは、この頃からかも知れない。 白系ロシアの血を引く端正な風貌と弱い者に味方をする、甲子園独特の「判官ひいき」も加わり、試合が進むにつれ その人気とともに応援もまた次第にエスカレートしていった。 太田投手にばかり注目が集まっていたのだが、松山商・井上投手も絶体絶命のピンチが何度もあったけれど バックの奇跡とも思えるような好守にも助けられ黙々と投げつづけ、延長18回両校無得点のまま終わった。 その後、太田投手は近鉄に入団。井上投手は明治大学へ進んだ。 それから随分時間が経った。 太田投手も現役を引退し、井上投手は朝日新聞の記者として活躍しているらしい。 高校3年・受験戦争の渦中にいた自分と、甲子園で死にもの狂いで野球をしている彼らとを比較はできないが 同世代でありながら、甲子園の彼らが、とても大きく感じた。 もうすぐ、甲子園にも秋風が吹き始めることだろう。 (99/08/10) |
帳簿検査の話・U最近、どこから商品が届いても、添付されてくる納品書が手書きというのは殆どなくなった。 わが家でさえ、パソコンらしきもの?が導入されて早15年以上経ったのだから当然だろうけれど。 そして昨年5月からは、懸案だった2000年対応のポスレジがやっと稼動し始めた。 これが4台目かな。これまでの機種に比べ、全ての作業がはるかに楽になった。 一番楽になったのは商品の値段を一つ一つ覚えなくてもよくなったことかなぁ。 レジでの対応も早くできるし、帳票関係やデータも一目瞭然で、過去のデータと比較するのも プリントアウトした書類からといった手間はなくなった。 おかげで売り上げも伸びて・・・と言えれば良いのだけれど、それは別問題。 さて“帳簿検査”の話・パートU 当日担当になったのは、30歳位のイガグリ頭の猫背、眉間に皺を寄せた小太りで首がない男。 「これが伝票で、受払帳のファイルはこれ・・」 と机の上に並べると、咥えタバコで、いかにも面倒くさそうに パラパラと書類をめくりながら 「コンピューターなんですね」 と一言。(見ればわかるだろう!) 仕入伝票一枚一枚と突き合わせを始めた。 やれやれ今日は、やっかいな奴に当ってしまったなぁと思いながら黙って見ていると やおら次のタバコに火 (おいおい仕事中だろう!) 少々カチンときて、見終わった伝票類から片付け始めると、気に障ったのか 急に 「これは何ですか? どこに転記されているんですか!・・これは!」 と 指先でポンポンとたたく伝票を見ると、それは何と珍しい“手書き伝票”だった。 会社名や住所は印刷されているけれど、それ以外は全て“手書き”。 おまけに日本語らしきものは全くない。 「これは何の会社ですか? どうしてこんな方から仕入れをするんですか?」 「えっ?」 あまりに唐突な質問だったので、一瞬、問われた意味が理解できなかった。 よく見ると会社名も横文字で 「こんな方・・」と言うのは「なぜ遠い?東京の方から」という意味だった。 初めて目にする横文字ばかりの“手書き伝票”と摩訶不思議な会社名に、おおいに疑惑を感じたらしい。 伝票に記載された商品名は横文字だけれど、仕入入力をする時には一応カタカナに直しているので どれがどれか分からなかったようだ。仕事熱心な彼にすれば、疑問点を指摘したつもりだったのだろうが 逆に墓穴を掘る結果になってしまった。 どんなワインのラベルでも、すらすらと読めるのなら苦労はしないよ。 「これはこれ。ファイルには、ここに記載されていますから」と説明をすると 「最近は色々と商品や仕入れ先も変わってきて・・」と苦笑いをしながら、クドクドと何か言っていたが バツが悪くなったのか、その後はあっけなく 「ご苦労様でした。きちんとできているようですね」だって。 監督・指導と偉そうに言うのなら、あなた達も、もっと勉強しろよと言いたくもなる。 世の中パソコンなしでは済まされなくなった昨今、貴重な“手書き伝票”の話 因みに、その会社は知る人ぞ知る『東京』の『O社』でした。 (99/06/20) |
帳簿検査の話・Tとうとう四国に「梅雨入り宣言」が発表されました。 これから暫くは、うっとうしい毎日が続きそうだなぁと覚悟していると晴天続きです。 巨人もここ数日間は連戦連勝で、たまにはスポーツニュースも見てやろうか・・と思い出しました。 怪進撃の阪神、疲れの見え始めた中日、眠ったままの横浜、そこにいたのかヤクルト・広島 怪進撃は野村・阪神だけで十分なのに、それに輪をかけた正に快進撃のサッチーに辟易しています。 でも何故か、毎日見てしまう自分にも辟易してしまいます。 東京都議員団・意味不明の領収書騒ぎが、またテレビで取りざたされていますね。 日本中どこでも、県で市であるいは町村でも同じようなことが、これまでまかり通ってきたのでしょう。 わが川之江市でも首長が、親善訪問に名を借りて、わざわざ中国の方まで行ってゴルフをしたのは公費流用の疑いあり。 報告された旅程も不明瞭だし、おまけに奥さん同伴とは・・全くケシカラン!と訴えられました。 ところが、訴えた側にもどこか胡散臭いところがあったのか腰砕けになって、何時の間にかウヤムヤになってしまいました。 「そんなこと昔から大なり小なり、どこでもやってることよ。それが彼らの特権みたいなものだ」 と、日本人って、どこかそんなサメたというか、鷹揚な?ところがあるみたいです。 酒販店というのは古い体質が残っている業界。 あるいはその酒販店を統括する税務署のシステム自体が古い体質のままなのか、よく分かりませんが 毎年1回 “帳簿検査” というのがあります。 酒販店には“酒類受払帳”というのがあって、いつ、どこから、何というお酒を、何本仕入れたかを、毎日その “酒類受払帳”に記帳し、月末には、何がどれだけ在庫としてあったかを調べ、さらに仕入・販売・在庫数量を リットルに換算して所定の用紙に書き写して税務署に報告することを義務づけられています。 それが正しくできているかどうかを税務署職員が検査(指導と彼らは言う)することです。 所轄税務署管内の酒販店は指定された日時、場所に指定された書類を持って指導を仰ぎに行くわけです。 ほんの数年前までは 『お酒の安売りに対しては、市場安定の観点から厳しく対処する!』 などと 大見得をきっていた役人が、今では全く別人になって 『各個店の努力で、この難局を打破して欲しい』 などと 誰でも言えるようなことを、物知り顔で言っています。 酒類業界は、規制の枠の中で守られてきた業界とも言えるのですが、規制緩和の一声で、全てがこうも 変わっていくのかと複雑な気持ちになってしまいます。 (99/06/13) |
公開討論会「まちづくりフォーラムinかわのえ」 どこかで聞いたことのあるタイトルが書かれた看板が、市民会館に掲げられた。 今から10年程前、同じようなタイトルで何かやったような記憶がある。 それとは全く違って、今回の 「まちづくり・・・」 は、4月2日に始まる県議会議員選挙に立候補する 二人の話を聞くといった ある種の公開討論会(実際に討論はなし)だった。 立候補の動機から始まり、司会者から提示される地域の合併・景気対策・福祉・情報公開等に対して 交互に一問一答していく方法がとられていた。 設問によって、持ち時間も予め告げられているため(3〜5分)、テンポよく会は進行していたし 二人とも若く、人前で話しをすることに慣れているせいか同じ事をクドクドと繰り返すような聞き苦しさもなかった。 候補者が自分の考えを公の場で訴え、有権者がそれに耳を傾け、選挙に臨む。 当然といえば当然のことであり、アメリカの大統領選挙などでは、二人の候補者が激論を戦わせ その様子がリアルタイムで全米にテレビで放送され、その結果いかんによって票が大きく動くと言う。 したがって選挙スタッフは、相手を上回る政策立案にエネルギーを注ぐとともに、相手の弱点を徹底的につくといった 日本人には、まだ受け入れられないようなことまでやってしまう。 また、好印象を得るため、専属のスタイリストまでいて、当日に着る服の色からネクタイの柄まで選ぶとか。 どうも日本でいうイメージ選挙とは、全く意味合いも内容も違うみたいだ。 しかし日本でも、今まで何故か行なわれてこなかった公開討論会のようなものが実施され始めた。 愛媛県でも、正月の知事選挙の時には松山で、そして今回の県議選では各地で次々に行われている。 その仕掛人はというと、学生であったり、若い人達のグループだ。おおいに賛成! ただ残念なのは、そういったシステムに慣れてないためか、あるいは関心がないためか聴衆が少ないこと。 でも、そんなことにめげず繰り返していくうちに、必ず良い結果が生まれてくると信じている。 候補者が一体どんな人か、どんなことを考えている人なのかも知らず、知り合いの人に頼むと言われて 何となく一票を投じるような愚行はしたくないものだ。 ところで当日の二人の話を聞いてどう思ったかって? 年齢もほぼ同じで世代間の違いはないから、どちらも若さを売り物にするわけにはいかない。 S氏は過去3期の県議経験があるが、T氏は2期の市議経験のみ。 経験だけで選ぶことはできないけれど、そこには、やはり情報量や勉強量の違いと見識の違いが明白だった。 新人が現職を越えるには、もっと熱く訴える何かが必要だと思う・・・何かは、はっきりと言えないが。 昔からの選挙プロ(?)という人は 「選挙はそんなものじゃないぞ!」 と、せせら笑っているかも知れない。 今度の結果がどうなるかによって、川之江の10年後が明るいものになるか、あるいはとんでもないものになるか 決まりそうな気がしてならない。 (99/03/31) |
成人式なぜか 「成人式」 の日には雨や雪が降る。 全国では170万人(愛媛県では2万人)が成人式を迎えたと朝のニュース。長男も、その中の一人だ。 残念ながら、本人は明日から後期試験が始まるとかで成人式にも出席できず、友達と遊びに行くこともなし。 どうもわが家の3人の子供たちは、皆、成人式には縁がないようだ。 3人とも私立の大学へ進んだため、後期試験の日程が迫っていて、切羽詰まった状態にあるためらしい。 中学から高校まで6年間、バスケット三昧の生活で、高校を卒業するまで、カラオケや近くにオープンした 大型ショッピングセンターへも行ったことがないと聞いて、少々驚いた。 そのブランク?も、この2年間で十分すぎるほど取り返したことだろう。 酒もタバコも人並みに覚えたみたいだし、ただ残念なのは、M.ジョーダンがシカゴブルズで現役として プレーしているうちに、アメリカへ行けなかったこと、そんな事かな。 小学校の時、お医者さんから 「最悪の時は覚悟して下さい」 とまで言われたお前が元気で成人式を迎えることができた。 遠く離れて何にもしてはやれないけれど、とにかくおめでとう! (99/01/15) |
今年も終わり東京から長女、大阪から長男・次男が相次いで帰省してきた。 普段は夫婦とネコ一匹の家の中が、急に賑やかになって、狭いわが家は合宿所と化した。 5人掛けの食卓が埋まると、食欲も増すし会話も弾むような気さえする。不思議なものだ。 年末商戦は不況のあおりか、今一つ盛り上がりに欠け、芳しいものではなかったけれど、久しぶりに子供たち 全員の顔を見ているだけで、何かほっとした心持ちになってくる。 社会人になって初めてボーナスを手にした娘と、いよいよ来春からは、希望するゼミを選ぶ時期を迎えた長男。 それぞれに、会社や大学で自分のいる場所を見出した感があって、ひとまわり成長したような気がする。 それに引換え次男は、昨年の今頃を忘れてしまったかの如く、帰省した日から昼間と夜が逆の生活。 朝帰りの日々が続いている。体力や小遣いが底をつくまで、しばらくは糸の切れた凧のように過ごすことだろう。 あと残すところ僅かの今年。 春までは、色々と忙しく活気に満ちた充実した日々だったけれど、それ以降はあまり愉快なことはなかった。 周囲でも、また自分自身にとっても予期せぬ出来事が次々に起こり・・・。 来年は、果たしてどんな一年になることだろう。願わくば、今年よりは良い年になりますように。 (98/12/29) |
同窓会コンペ『世界的教養人としての深い知性と高い徳性を磨き、愛と光の使徒たれ・・』 との教えを受け、学園を巣立って早や30年。 自分自身はそう思っていなくても、どうやら人生の折り返し点は過ぎてしまったようだ。 年に一度の同期生(12期)のコンペが、今年も永代幹事≠l君の献身的な世話で行なわれた。 同窓会のコンペで顔を合わせるうちに 「同期だけのコンペをやろうよ」 ということになって始まったのが5年前。 開催日も11月初旬に落ち着いた。一度参加した者は、よほどの事がない限り、また集まってくる。 腕前は、皆ドングリの背比べとあって、とにかくスターティングホールから、賑やかなのは類をみない。 汗ばむほどの秋晴れのもと、それぞれに一日を満喫した。 日頃、職場では先生とか社長と呼ばれていても、ここでは、それは全く通用しない。 こんな時世だから、参加している皆んな全てが、仕事も家庭も順風満帆とは言えないし この数年のうちに急に頭に白いものが目立ち始めたり、お腹の周りがふっくらしてきた者も多い。 しかし、ここでは、そんなことは忘れてしまって、気持ちは30年前の俺とお前≠ノ戻ってしまう。 しばらく会っていなくても、お互いの様子が、どこからともなく伝わってくるのは不思議なもので、気になる奴の傍に 誰が言うともなく交代で寄り添い、何か話しかけている。おせっかい過ぎず、また、わざとらしくなく・・・。 ゴルフには参加しなくても、夜の部だけには、必ず参加する顔もある。 仕事場ではもちろんのこと、本来なら一番安らぐはずの家庭でも、必ずしもそうとは限らないのか・・ 「逃げ場」 とは、また違った、言葉では言い表せない 「安らぐ」 時間と空間が、そこにはあった。 世界的な教養人には遥かに届かず、愛と光の使徒にはなれなかったけれど、仲間を思いやる、節度を心得た 優しさと、困った時はお互いさま、お前だけが真っ暗闇の中にいるんじゃないぞ・・と、微かであっても その光の存在を教えてくれる仲間たちである。 われわれ12期から、定員を1クラス増やしたために、それまでの先輩諸氏に比べ出来が良くないと言われ続け ある問題では、学校側と意見が合わず、退学をしていった仲間もいた。 また、正規の卒業式をボイコットして自主卒業式を敢行したのも、われわれ12期だった。 しかし、今の様子を故田中校長が見られたら、多分、苦笑いしながらこう言うだろう。 「諸君は、本校で6年間ともに切磋琢磨して過ごした誇り高き学徒に違いない」 ・・・と (98/11/10) |
パソコンに挑戦サトウサンペイさんの本が好評のようですね。ご多分にもれず買ってしまいました。 パソコン初心者にとって最高の味方は、身近に何でも相談できる人がいること。 その次は書店で手引き書を買い求め、何とか理解できるようになろうと頑張ること。 ところが悲しいことに、どの本を買って読めば良いのかが、まず分からない。 サポートセンターに電話して尋ねれば良いとは言うものの、何をどう尋ねれば良いのかが分からない。 買った当初、山のように同封されている手引書?はチンプンカンプン。 「とにかくパソコンに触っていればすぐ分かるようになるよ」 と言うのは、そこそこ出来るようになった人が言うセリフ。 「何で?どうして!・・」 と、パソコンに向かって叫んでみても何も答えてはくれない。 高倉健に向かって 『あんた本当に出来るの?』 と思わず問い掛けたりして・・・ でも、なんとか文字が入力でき始め、パソコン用語が少しづつ違和感なく口から出始めるとしめたもの。 ホームページを見ていると、ほとんどが若い人ばかり オジさんとしては少々やっかみや、一方では淋しさもあります。 でも最近 「パソコンもなかなか面白いじゃないか」 と思い始めました。 サトウサンペイさんのように、もう少し面白がってみようと思っています。 (98/09/26) |