1999/02/11
ジャン・レノとジョン・レノン

ジャン・レオン 「ちょっと、これ飲んでみて下さい」とソムリエMさんから注がれた赤
きれいな澄んだルビー色。まだ若いのか縁に紫が残っているような感じ
香りは赤いフレッシュフルーツ、さくらんぼのよう・・・
「ピノ・ノワールですか?」
でもブルゴーニュのではない気がする。Mさんはニコニコ笑って答えてくれません

友人のTさんは「ピノですよ。だけど絶対ブルゴーニュじゃないね」
ブルゴーニュ一辺倒のTさんはかなりの自信がありそうです
Sさんは「90年はじめ位のピノかな?、まだ酸がしっかりしてますよ」
だけど時間がたつにつれて、複雑な香りになってきました
なんか熟成香もあるみたいです

「そうね、ただの若さじゃないね。若造りしてるけど・・ハハハ」
ルビーの透明度、香り、フレッシュな酸味が残っていること等から、結局、皆の結論としては
「80年代後半〜90年初めにかけての何処のものかは解からないけど、とにかくピノ・ノワール」でした

「それで、いいですかぁ?」ニヤリとしながらソムリエM氏してやったり、という表情でボトルをテーブルに・・・

エエッ・・・うそ!ジャン・レオン・カベルネソーヴィニオン1980!?
誰もスペインとは思いもよらなかったので、ただびっくり

実は私、お正月に全く同じ銘柄の1978を飲んだんですよ
長男が 78年生まれで、今年成人式なので、お祝いに開けようと・・・
でもあの時のJEAN LEONは、今日のとは全く違った味わいでした
注いだ途端、ドドンと感じるくらいに濃い、ガーネットがかった赤
香りは葉巻タバコのような、湿った土のような、チョコレートも・・・
ギュギュっと凝縮された果実味を持った味わい
ああ、スペインのカベルネって、やっぱりこんな味わいなんだと、納得したはずだったんだけど・・

ヴィンテージによって、こんなに違うものなんですね。驚きでした


JEAN LEON=ジャン・レオンは造り手の名前です
主人はいつも(わざと ふざけてるのか、ほんとに解からなくなるのか)
ジョン・レノンだのジャン・レノだのと言い間違えて笑わせてくれます

でも今日、ふと思いました
1978 の濃密で後味に心地よい苦みのある味わいは ジャン・レノ
1980 ちょっとシャイで神経質な感じは ジョン・レノン・・・かな、と
でもジョンはBEATLES初期、”Yes, It is”を唄っていた頃のジョンです
あの唄の中に出てくる赤いドレスは、きっと、このワインのようなきれいな赤なのでしょうね

ワイン友達のみんなと・セパージュにて